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Intimacy with yourself   アジャシャンティ的な何か。

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~Radio Adyashanti と オンラインコースの感想を中心に~

告発 MURDER IN THE FIRST

クリスマスも近づいてまいりましたので、恒例行事をしたいのですが、なかなか時間がとれず。
恒例行事、それはDVD「告発」を見て号泣すること。
これは1930年代にあった実話をもとに作られた映画なんですけど、かの有名なアルカトラズ刑務所を舞台にしています。
主人公ヘンリー・ヤングは、13歳の時に親に捨てられ、7歳年下の妹を連れて自活していましたが、17歳のときドラッグストアで5ドルを盗んでつかまってしまいます。送られた刑務所で仲間の囚人の暴力に耐えかね脱走を試み、悪名高きアルカトラズ刑務所に送られます。そこで仲間にそそのかされ脱獄をしようとしてつかまり、なんと3年間も岩を掘った独房に閉じ込められ、外の光を見ることもなく、話し相手もなく、寒さと孤独に耐えながら過ごします。でも3年たってようやく外に出たとき、彼の心はすでに壊れかけていて、もうろうとした頭の中の声にしたがって、食堂のスプーンをもう一人の脱獄犯に突き刺して殺してしまいます。
この殺人はいったい彼の責任なのか?
それとも彼を虐待し人格を破壊した合衆国政府の責任なのか?

あのケビン・ベーコン様が自分の歯を抜いて、大減量して挑んだ主人公役はもちろん、クリスチャン・スレーターの新米弁護士もいい。
でもなんと言ってもこの映画の肝は副刑務所長ミスター・グレン役のゲイリー・オールドマンでしょう。
まさに「怪演」と呼ぶにふさわしい彼の鬼気迫る演技をぜひ見てほしい。
見ものは、クリスマスの場面なんです。
有名なクリスマスキャロルをBGMに、グレンはヘンリーを虐待します。
そのシーンの直後、職場を出たグレンは奥さんと二人の娘たちを抱きしめます。何の良心の呵責もなく。敬虔なクリスチャンで、おそらくこれから教会に行くところなのでしょう。
心から家族を愛し、神を信じる男は、同時にこれだけ残虐にもなれる・・・・・・
そしてそのことに、何の矛盾も感じていない。
どうやったらミスター・グレンのような人を書けるのかな。
精進精進。

告発については、いっぱいあるので、まだ続きます。
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by suna-tuki-mori | 2009-12-09 13:48 | 日々のつれづれ