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Intimacy with yourself   アジャシャンティ的な何か。

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~Radio Adyashanti と オンラインコースの感想を中心に~

シュタイナー教育とテレビ

恥ずかしながら、うちの子どもはテレビ中毒。
テレビが大好きです。
そのきっかけは、皮肉なことに、幼児期にテレビを見せなかったこと。

通っていたのはシュタイナー幼稚園。
シュタイナー教育では、テレビ,ゲームなどのメディアは、本来の子どもの「意志」の発達に大切な段階である自発的創造的な遊びを奪い、また無機質な画像の世界は無機質な子どもを作り、社会や自然や他人と、有機的にかかわることのできない人間を育ててしまう、ということで、避けるべきものとして扱われます。
親は、子どもをそうした外側のメディア攻撃から守るおおい、盾になるべきだとされています。

それは本当に、今でも、そのとおりだと思います。
しかしそこに、親のエゴっていう余計なものがくっつくと、なんだかおかしくなってしまいます。
そう、私はたぶん子どもを、なにか特別な人間にしたかったんです。
スピリチュアルなんて言葉はまだ、その当時の私の語彙にはありませんでしたが、何かしらそういう、そんじょそこらの子どもとは違う人間にしたいというような、傲慢な気持ちがあったのだと思います。

最初の子どもを育てるのは、誰にとっても初めての経験です。
そしてたいていは、何もかも、思うようにいかないことばかり。
今までは何があっても自分だけで何とかやってきた人でも、いきなりその自信を投げ捨てて、なんらかの権威、既存のシステムにしがみついてしまったりします。
××方式、○○教育、**育児法、本を読み、自分のセンスに合うマニュアルを探します。今までずっとやってきたことの延長です。
そのやりかたでやって、ひとつでも問題(と思われるもの)が解決したら、ああ、これだったのね。私の求めていたものは。

私の場合は、それがシュタイナー教育。
でも実は、ルドルフ・シュタイナー博士は、シュタイナー教育なんて、作ってないんですね。
幼稚園なんて、はじめてないんです。
子どもを幼稚園にいれてから、シュタイナー博士の神秘主義、オカルティズム的な側面を知り、「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」などを読んでぶっとぶまでは、私のイメージのシュタイナー幼稚園は、ピンクのカーテンとか、木のおもちゃとか、自然のなかで遊ぶとか、オーガニックな食べ物を食べさせるとか、そういったごくごく表層的なものでしかありませんでした。

その表層のなかにあったのが、テレビ(ビデオ)を見せないでください、という方針。
今でこそ、テレビを見せないということと、シュタイナーの十二感覚論などとの深い結びつきがわかりますが、そのころの私にとって、それは自分と子どもをしばりつける拘束帯のようなものでしかありませんでした。
そう、テレビを見せないということ自体が問題なんじゃなくて、まさにそれに対する私の思考が問題だったんです。

テレビを見せたらこの子はダメになってしまう。
想像力を奪われてしまう。
幼稚園のほかの子の迷惑になる。
ほかの親に責められる。
先生に冷たい目で見られる。
育児をテレビに頼り、親の責任を放棄している。
等々。
思考の数はだんだんふえ、それだけでなくどんどん膨れ上がっていきます。

(長くなるのでつづきます。)

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by suna-tuki-mori | 2009-07-10 09:36 | 子育て