罪悪感はエゴの策略
今日は、先日書いた「言葉よりずっと大切なもの」の著者、ジェニー・マッカーシーがオプラとエックハルト・トーレのウェブセミナー(第四回)でした質問について。
ジェニーの質問は、「母親の罪悪感について」でした。
ジェニーは、たくさんの母親たちに共通の罪悪感を3つにまとめ、
1.フルタイムで働く母親たちの、子どものそばにいてやれないことへの罪悪感
2.専業主婦の母親たちの、一日中子どもの世話をすることにあきあきしてしまうことへの罪悪感
3.自閉症(あるいはなんであれ、その子どもの持つ病気、障害など)の子を持つ母親たちの、子どもが今のような状態にあるのは自分になにか落ち度があるのではないかという罪悪感
について、どのように考えたらいいのか、エックハルトに質問しました。
それを聞いたエックハルトはまず、ジェニーの本を原稿の段階で読んだことを伝え、彼女が、息子のエヴァンが自閉症であると診断されたとき、ふつうなら自己憐憫に陥ってもおかしくないところを、状況に勇敢に立ち向かい、乏しい情報のなかから息子のために自分のできるすべての手段をとり、またそれらの情報を、ほかの人のために役立つように発信したことに対して、賛辞を送ったあとで、こういいます。
「そうした罪悪感は、対象となる内容ではなく、エゴの構造からきています。
あなたはできることをすべてしました。驚きませんか。それでもなお、あなたは罪悪感を抱くのですよ。
罪悪感は、思考プロセスの構造が作り出すものです。
このことを理解しないかぎり、あなたは内容の領域に答えを求めようとするでしょう。
内容というのは、言い換えれば状況です。
つまり、状況を変えれば、罪悪感は消えるのではないか考え、行動のレベルで外側の状況を変えることで解決しようとするのです。
でもそのレベルで何をどう変えようと、罪悪感は戻ってきます。
なぜなら、人間の能力には限界があるからです。
あなたは同時に二つのことはできません。
職場と家に同時にいることはできないのです。
ですから、用心しましょう。
エゴの構造は、状況とは何も関係ないのです。
エゴのお仕事のひとつは、他人を非難することです。
もうひとつは、自分を責めることです。
この二つは、あなたのネガティブなアイデンティティーの感覚を強化します。
エゴは、強いアイデンティティーを求めます。
そして、ネガティブなアイデンティティーほど強いアイデンティティーはないのです。
エゴは強い罪悪感を抱くことによって、自分自身をより強化しようとするのです。
それがエゴの構造なのです。
客観的に見れば、そうした罪悪感は妥当なものではありません。その実体は、あなたの思考が、古い条件付けに従って働いているだけのことです。
罪悪感がやってきたとき、それが実際に有効なものではなく、エゴによって作り出された思考に過ぎないと認識すれば、それらの思考は次第に、一度にというわけではありませんが、あなたに対してのパワーを失っていきます」
この部分は、私にとってもアハ!モーメントで、何度も聞きなおした部分です。
母親なら誰でも抱いたことのある罪悪感・・・・・・
でもそれがただ、エゴの構造から来ていたなんて。
もちろん、それを知ったからといってすぐに罪悪感が消えるわけじゃないど、でも何かの道標にはなるかな、と思って、書いてみました。
ジェニーの質問は、「母親の罪悪感について」でした。
ジェニーは、たくさんの母親たちに共通の罪悪感を3つにまとめ、
1.フルタイムで働く母親たちの、子どものそばにいてやれないことへの罪悪感
2.専業主婦の母親たちの、一日中子どもの世話をすることにあきあきしてしまうことへの罪悪感
3.自閉症(あるいはなんであれ、その子どもの持つ病気、障害など)の子を持つ母親たちの、子どもが今のような状態にあるのは自分になにか落ち度があるのではないかという罪悪感
について、どのように考えたらいいのか、エックハルトに質問しました。
それを聞いたエックハルトはまず、ジェニーの本を原稿の段階で読んだことを伝え、彼女が、息子のエヴァンが自閉症であると診断されたとき、ふつうなら自己憐憫に陥ってもおかしくないところを、状況に勇敢に立ち向かい、乏しい情報のなかから息子のために自分のできるすべての手段をとり、またそれらの情報を、ほかの人のために役立つように発信したことに対して、賛辞を送ったあとで、こういいます。
「そうした罪悪感は、対象となる内容ではなく、エゴの構造からきています。
あなたはできることをすべてしました。驚きませんか。それでもなお、あなたは罪悪感を抱くのですよ。
罪悪感は、思考プロセスの構造が作り出すものです。
このことを理解しないかぎり、あなたは内容の領域に答えを求めようとするでしょう。
内容というのは、言い換えれば状況です。
つまり、状況を変えれば、罪悪感は消えるのではないか考え、行動のレベルで外側の状況を変えることで解決しようとするのです。
でもそのレベルで何をどう変えようと、罪悪感は戻ってきます。
なぜなら、人間の能力には限界があるからです。
あなたは同時に二つのことはできません。
職場と家に同時にいることはできないのです。
ですから、用心しましょう。
エゴの構造は、状況とは何も関係ないのです。
エゴのお仕事のひとつは、他人を非難することです。
もうひとつは、自分を責めることです。
この二つは、あなたのネガティブなアイデンティティーの感覚を強化します。
エゴは、強いアイデンティティーを求めます。
そして、ネガティブなアイデンティティーほど強いアイデンティティーはないのです。
エゴは強い罪悪感を抱くことによって、自分自身をより強化しようとするのです。
それがエゴの構造なのです。
客観的に見れば、そうした罪悪感は妥当なものではありません。その実体は、あなたの思考が、古い条件付けに従って働いているだけのことです。
罪悪感がやってきたとき、それが実際に有効なものではなく、エゴによって作り出された思考に過ぎないと認識すれば、それらの思考は次第に、一度にというわけではありませんが、あなたに対してのパワーを失っていきます」
この部分は、私にとってもアハ!モーメントで、何度も聞きなおした部分です。
母親なら誰でも抱いたことのある罪悪感・・・・・・
でもそれがただ、エゴの構造から来ていたなんて。
もちろん、それを知ったからといってすぐに罪悪感が消えるわけじゃないど、でも何かの道標にはなるかな、と思って、書いてみました。
by suna-tuki-mori
| 2009-06-30 22:14
| エックハルト・トール