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Intimacy with yourself   アジャシャンティ的な何か。

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~Radio Adyashanti と オンラインコースの感想を中心に~

失う (4)

Losing it

失う (4)

 もし関係に癒しをもたらし、ここから何かを学ぶことを望むのなら、起こったできごとを認めず吟味もせずそのままにするのではなく、私が自分の行動に対する後悔と彼女の感情に対する配慮を示してやることは、私たち双方にとって、大変大切なことです。
 私はそうすることで、それを彼女のせいにしたり、大したことじゃなかったんだと思いこもうとするのではなく、起こった出来事の大きさを認識できます。
 次の日、出来事に距離をおいて考えられるようになれば、実際に何が起きていたか、そしてそのときどのように感じていたかということを話し合うこともできます。
 
 (親子間の)約束事をもう一度見直し、あらかじめ同意事項を作っておくことが役立つこともあります。この事件があってから、私たちは、お互いの注意をひきつけるような「合図」を決めて、何かまずいことが起こりそうだと感じたときには方向転換をするチャンスがもてるようにしました。
 望むらくは、このような小事件が起こるたびに、それを再び繰り返すことがないように、何か学ぶようにできるといいと思います。

 嵐のまっただ中にあるとき、一瞬立ち止まって、呼吸に気づきを導き入れ、そして必ずしもその瞬間に何かを解決する必要はないんだ、という許可を自分に与えることができれば、それは助けになるでしょう。
 In midst of the storm, it helps if we can stop for a moment, bring awareness to our breathing, and give ourselves permission to not necessarily have to solve anything in that moment.
 そうすることによって、コントロール不可能な自分の怒りに反応し、火に油を注ぐような状態になることも避けられます。
 怒りに自分を見失うことは恐ろしいことではありますが、起こったことを否定したり、過小評価せず、自分自身や子どもを責めることで無駄なエネルギーを浪費することもなく、自分の行動に責任をとらないでおいて、あんなことは起こらなければ良かったのに、とただ願うこともしないで、しっかり認識するならば、それを学びと成長の機会に変えることができます。
 それと同時に、年齢にもよりますが、子どもたちにそのできごとに対して彼ら自身が果たした役割を考えさせ、もっと効果的に自分の感情を表現するための戦略をたてることを助けることも必要です。彼らが困難な状況におかれたときに、違う選択肢を見つけることができるように。

(この項終り)
by suna-tuki-mori | 2009-03-22 21:33